上杉英会話教室っ子は、「分からないふり」をしない。
最近、とある先生から生徒たちが「分からないふり」をすることについて嘆いていた話を聞いた。「生徒は答えが分かっていても、分からないふりをするんですよ」と!
ま~、分からないふりをする気持ちは社会的背景はなんとなくわかります。でも、それを聞いて、上杉英会話教室の子をレッスン様子を考えてみた。
わからないふりをする子はまずいない、、、、
レッスンで質問する理由は2つ大枠に分けられる。
1.内容の理解確認。(The book is read. →本は何色?)
2.内容についてさらに頭を動かして欲しいとき。(The book is red.→あなたは赤が好き?主語は何?)
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理由を少し考えながら気づいたことが2つあった。
①レッスン中は分からないことを自分で考える風土がない。だが、周りに聞く風土はある。 (とういうより、そのような風土を意図的に作っている。)
私からの質問に対して「無言」の選択肢はない。
沈黙・無言が続きそうな気配があると、私はすぐさまに、(真剣な声で、そして笑顔で)「OK.じゃ、A君とB君は今の質問について二人で話しあってみて。30秒上げるから。答えわかったら、手を挙げてね。」
一人で分からないふりするのは、なんとなく分かるが、二人で分からないふりをするのは、逆に不自然ですね。
②突発的な質問が極めてすくない。 以前聞いたことがあり、かつ簡単な質問が8割。初めて聞く要素があるのは2割程度。
「え?思考がそだたないじゃん?」と現場を知らない人からツッコミが入りそうです。だが、簡単な質問で先生ー生徒間で、質疑応答がリズムカルに進むのは、難易度の高い質問で応答が停滞することはより100倍効果がたかい。
以前聞いたことがある=以前答えたことがある→その質問に答える風土が出来上がっている。 だから、ほぼ慣れていることに、新しいことを挟むと大きな負担に感じず、流れで答えようとする。または、答えられない自分に気づき、すぐに周りの力を借りる。
家で宿題をやっているときは、友達が周囲にいないから一人で考えるしかない。だが、折角集まっているのだから、分からいことを他者に聞こう! 分かることは隣の人に伝えて、隣の人の役に立とう。 頼って、そして頼られよう。
これができる人の未来は極めて明るいだろ。上杉英会話教室ではそのようなマインドも育てられたら、教師冥利に尽きる。