情報を批判的に精査する能力の土台は日本語力!
「情報を鵜呑みにせず、主体的かつ批判的に精査し、情報に基づいて考えを深め,判断し,それを他者との対話の中で活かし,更に深いものにしていく姿勢はこれからの社会で生き抜くために極めて重要なものとなる。」
「小学校英語教育の基礎知識」の中の1文です。
小学校の英語の授業を通してこれを達成しようとしているが,これを母語の日本語でもできるように待って行くことで外国語を使用するときにだけ批判的精査思考になるのではなく、日常的に日本語の情報を吸収する時にも情報を分析しながら分析しながら内容を整理し、自分の考えを深め再構築できるようになるでしょう。
コミュニケーションを図る素地となる資質や能力は外国語学習の授業のみで強調するのではなく,母語で行われる授業でも常に強調することが重要です。
情報の正確さの判断は個人の感覚に任せるのではなく,批判的精査能力を実際に教え訓練することによって子供は情報を正しく利用するようになれます。
国語の授業でなかなかできないものを日本語の言語の特質のせいにして外国語の授業にまかせっきりにするのは非常に危険です。
外国語の授業で求めている情報分析力や発言力の指導を国語の授業に対しても同じように求めていくことこそが国としてやっていける最高の言葉制作だと思っています。