
99%の人って、意志弱いんじゃない?
気軽に取り組む勉強でも、習慣化に成功すれば、それは一時の一流対策に勝る。
多読クラブを始めて半年が経過した。
宿題なし。テストなし。ただグループメンバーで簡単な本を読む。朗読もあれば、読後の簡単な質問もある。
気になるのが、今のメンバーがやがて5級や4級を受けるときのリーディングの点数である。
気になるっていうか、楽しみ!
考えてみると、多読クラブって、リーディングを習慣化するツールだと思う。
習慣って、「考えなくても、気づけばやっていること。」じゃないかな?
英語のリーディングを自分の意志に任せるのって、かなりリスキーでしょう。
クラスに入ってしまえば、本人は「今週は1500語読もうか、それともゲームをしようか?」と迷うことがなくなる。
クラスに入ってしまえば。取り掛かるまでの「自分と議論」は、「今日は読む?読まない?」ではなくなる。
(これって、部活と似てるよね?)
多読について、自分との議論は、「金曜日の16:00までに上杉英会話教室があるYWCAの3階に行かないといけない。何分後に出発すれば間に合うか?」といったものに変わる。
「YWCAの3階に行く。」というのは、行動に移すのは簡単で、メンタルエネルギーを消費しない。
教室にさえ来てしまえば、あとは読むだけ。読む環境(机、人、本の設置、スマホ・電子機器の排除)が整っているから、「読まない」ほうが難しい。
「今週も頑張ろう!」と自分を奮い立たせなくても、毎週しっかりと読む行動が自動化される。
習慣化してしまえば、意志が弱い人でも、多読の複利的成果の報いを受けられる。
現在、多読クラスのメンバーは4人。
1回あたりの読了語数は800語から1500語に増加。
多読クラブではない、通常のレッスンでも、多読クラブの子の音読スピードが「わずか」ではあるが上がっているように感じる。英文の理解度を確認するため、時々、日本語訳をしてもらうが、以前よりも訳を出すまでの時間が短くなっている気がする。
正式な調査はしていないので、あくまで指導者の観察にすぎない。しかし、1年も続けば、その差は明確になるだろう。楽しみで仕方がない。
どんな対策よりも、毎週800語、1500語、2000語(今後は2000語行くかな??)と英語を読み続けるほうが、脳は確実に鍛えられる。
ちなみに、多読クラブのメンバーは英語だけを勉強しているわけではない。
上杉英会話教室では、「英語さえできればいい」とは考えていない。
主要教科の中でも、とくに国語と数学の重要性を理解し、国語力の育成を訴えている。
先日、多読クラブのメンバーの一人が宮城県作文コンクールで入賞した。
上杉英会話教室では、生徒が英語以外の分野であっても、表彰されると、その功績を大きく称える。
英語に限らず、教養や学問そのものを大切にする当教室の方針が伝わるのではないか。
By the way
英検4級レベル前後の多読クラスを新設する。
木曜日 16:00~16:50
担当者: 夏菜先生
料金: 14,000円/月
教材充実費: 9,500円/半年
塾保険: 400円/年
定員: 6人(通常通り)
現在、空席多数。急いで応募する必要はない。スタートは4月。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、よい、一日を!
(サム)