Pleaseは意味が二つ ①お願いします。 ②喜ばせる by Kiku先生
こんにちは!新しく6月から上杉英会話教室のスタッフになったキク先生です。
サム先生にお声がけいただき、この素敵な英会話教室に仲間入りしました。
私はほとんどの皆さんと同じように「日本の英語教育」を受けてきましたが、いつの頃からか英語が得意になり、そして不思議な事に、発音を褒めらることも増えていきました。
こう書くと元々才能があったんだねー(すごいすごい。😒)という感じに捉えられてしまうかもしれませんが、長年自分でも発音が褒められるのは、うれしかったが、なんでかなー?と頭を傾げていました。
でも、多読教授法を勉強し始めてから、その答えが分かってきました。
あ、私が高校の時から、多読っぽいことやってたな…
そう。本当にびっくり。多読に関する文献を読んだりしていると、あー似たようなことやってたなって気付いたんです。
それを私は多読もどきと呼びます!偽物です笑
その中でもとても印象に残っているのが、、、、
高校生くらいの頃だと思うんですが、DVDで暇つぶしすることが多かったんです。
英語のDVDをTSUTAYAで借りてきて、ベットに寝転がりながら、まずは日本語字幕をつけて見る。
ファンタジーやラブコメよく見てました。
そのあとは、字幕を英語に変えてもう一度。
「え?この英語簡単な単語なのに意味わからん。どういう意味だ?」
となったら、一度日本語字幕をつけてその部分だけまた見てみる。
そして口に出して英語を真似する。その人になったつもりで(重要!笑)
ということにハマってたんです。これは勉強のためにやっていた訳ではなく、本当にただの趣味というか暇つぶしでやってたので、今までほとんど思い出す事もありませんでした。消えた記憶というか、黒歴史的な感覚です、本人的には。
大人になった今考えると、よく親に止められなかったと思います。
で、出会ってしまったんです。今でも忘れられないフレーズに。
“He did it to please me.”
この一文は、当時の私には衝撃で、今まで習ったPleaseの使い方は、Please do something のように頭に付く使い方、もしくはdo something, pleaseのように最後に付く形の二つでした。
なので「お願い以外のPleaseってなんだ!!」とびっくりしたわけです。
ちなみにこれは、
「彼は私を喜ばせるためにやったのよ」
という日本語訳になります。
「のよ」が付いてるのはこれを話していたのがジェニファー アニストンだったからです。
で、私はいつかこのフレーズを誰かに使いたい!と思って、口に出して何度も
He did it to please me.
He did it to please me.
I did it to please mum.
He did it to please me on my birthday!
などと繰り返していた訳です。使う機会が来る事を願って…
興味のある英語を沢山聞いて、自分の知っている単語の新しい使い方を知るという点は、多読の流れと似ています。
よく言われる多読の長期的記憶という点でも、何十年と経った今でもしっかり私の頭には入っていて、今でも即座に様々なPleaseの使い方ができます。
なので“多読もどき”が、今の私の英語を築いている1つであることは間違いありません。
そして、発音を褒められるという長年謎だった部分は、きっとヒロインのことを真似して遊んでたからかもしれなーい!と今は思っています。
英語はリズム。English is like music!
ぜひ短い部分からリズムに乗って踊りながら、主人公になりきって楽しむことをすすめます!