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上杉英会話教室のアウトプット力強化の計画

ラィティングについてのブログです。

どの科目の勉強だって、テキストや資料を読めることが大前提です。
音声のみで学習できるものはほとんどないでしょう。(少なくとも、学校を卒業して社会人として働き始めるまでは。)

だから、学校の勉強だけを考えると、ReadingとListeningの力を向上させることが、最も生徒の(高校卒業までの)学力のためになります。

「いやいや、、、最近はライティングが入ってきているから、ライティングをおろそかにはできない。」という反論・疑問は何となく予想できます。
だが、中3までのライティングは、多くても1段落程度で、近隣の「実際の」テストを見る限り、せいぜい2~3文程度です。

それ以外は、全部読解と多少のリスニング。クラスの数を増やしたい、教材の販売を増やしたい会社や教室なら、「ライティングも増えてきているので、今のうちからやらないと、後々大変かも~~~」といった類の宣伝文句がよくありますが、中学レベルで求められるライティングは、中学校の授業を聞いて、試験前に指定問題集を解いていれば、必ずできます。満点は取らないにしても、平均(またはそれ以上)は取れます。まして、普段から大量に読んでいて、正しい英語をたくさん見聞きしている人は、ライティング練習のハードルが極めて低いのです。
だから、今後の学力英語だけを考えるなら、小学校のうちは、とにかく大量に読み、大量に聞き、時々書いて、レッスン内では英語の質疑応答に参加できるだけで超!十分です。

小学校の低学年から英会話教室に通う効果は、中学校の英語の授業で有利になること以上のものがあります。

① 学校の成績や進路を気にせず、重要な科目を真剣に勉強する気楽さ

② 数年後には、学校の主要科目に直結する学力の積み上げ(数年後には大きなリターンがある)

③ 英語嫌いになる可能性が極めて低くなる

④ 音に対して敏感なので、英語を音と文字の両方で吸収しやすい(低学年の生徒において顕著に見られる)

⑤ 簡単な英語で書かれた絵本にのめり込みやすい。(中学生・高校生の場合でも、新鮮味のあるものならのめり込めるデータがある)

⑥ 成功体験の機会が増える:先生のレッスン方針や周囲へのアンテナ張り状態によります。
当教室では、生徒の英語以外の功績が脚光を浴びるため、学校や他の習い事で表彰された賞状のカラーコピーを教室に持ってきてもらうことをお願いしています。
教室でラミネートしてロビーに張り出しています。
当教室には囲碁で東北2位の子がいます。しかも、小2!すごい!
賞状を張り出し合うことで、お互いの強みや功績を知る大事な場となるだけでなく、自分を自己顕示することに慣れる一歩にもなります。

でも、、、、、、

言葉の醍醐味は見聞きしたことを理解するだけでなく、自分のことを相手に伝えたり、他者と交流することだと思います。
理想を言えば、たどり着きたいのはそこ!
でも、アウトプット・作文というのは難易度がかなり高い。
北米の大学でも、1年生は必須で「Writing」のクラスがあります。

日本では、大学レベル全員必須の「作文」の授業は見たことがありません。それが良い・悪いではなく、ただ、それが現実です。

日本では、高校までの作文は感想や主観的な意見で良しとされる場合がほとんどです。
「私はこれを通して、命/挨拶/思いやり/自然等(内容に合わせてテーマを入れ替える)の大切さについて改めて考えさせられました。」と書けば、大抵大丈夫。

だから、日本の英語教育では英文Writingを安易に考えられるケースが多い。
「何を」書くかについて延々と書かれた参考書やパンフレットは多いが、「どうやって」それを書くかというプロセスに言及している教材はほとんどありません。(例外としては、Tagakiシリーズがあり、「何を」と「どうやって」の両方を教える必要性に気づいて作られた教材と考えられます。)

だから本当に残念!

書けると、世界は本当に広がります。仕事の意味でも自己表現の意味でも。僕自身もこのブログを自分の言葉で書き、GPTの翻訳に頼らず書いています。楽しいし、自分の考えの整理と発展にもつながります。

小さいときから英語を学んでいて、「(ちゃんとした)ライティング」の「ラ」もできない状態で高校を卒業するのはもったいない。学力的にではなく、人間として。プロセスは超長いですが、ある程度力がついている子には、少しずつライティング・プラクティスを始めることを考えています。

殆どの生徒が8万語以上を読んでいるクラスでは、本を読んだ後に、定型のテンプレートを使って話のサマライズをしようと考えています。
つまり、これまでの多読は「全体の意味理解」(意味的プロセス)に注意を向けていましたが、ライティング(サマライズ・要約)を始めることで「部分部分の単語や文に注意を向けるようになるはず」(統語的プロセス)。

リーディングは基本、受け身の学習です。ただ、サマライズ(要約)は、「意味を考えながら単語や文法を使って表現する統語的プロセスを含むので、多読本を読んだり聞いたりするだけの活動よりも、脳の認知的負担が大きい活動」です(村岡, 2024)。

最初はとても簡単な本から始める予定です。例えば、桃太郎だったらこんな資料を作ろうと思っています。

The main character in in this story is a boy named _________________.  He is floating down a river inside a _______. An old ______ sees him and takes him home.   They decide to name him _________..(省略)He goes to castle called _________. He goes with three partners.  His three partners are __________  __________, and ___________.  They defeat the demons and everyone is __________.

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そして、徐々に空欄を多くしていく、、とういプロセスかな。まずは、ここからスタートかな。
単語力と長文読解力、長文忍耐力が身についている 上級クラスは別のアプローチが必要です。
だが、Castleの生徒はとにかく、沢山読み、単語力もついているので、超!!!簡単なラィティングから始めれば、無理でもないし、語学学習の醍醐味である自己発信と他者と交流に向けて大事な一歩が踏めるだろう。

因みに、、
今のところ、当教室で上記のレベルに該当するクラスは BroadwayとOceansです。いずれも、小4~5を中心としたクラスです。
殆どが、8万語以上を読んで、5級を余裕をもって合格。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
#上杉英会話教室 #仙台英会話 #多読 #子ども英会話 #仙台子ども英会話

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