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ギックリ腰の痛みが少し軽くなり、普通の姿勢でパソコンを打てるのようになった。
寝たきり状態だったので、数カ月まえから読みたかった「超エリート英語教育」の1ページ目をめくる絶好の機会。

読みながらも、私が前々から思っていることが書いてあった。
上杉英会話教室の授業の随所に現れる私の信念です。

私は、小中高の殆どを日本で育ちながらも、小6と高1はアメリカ。

大学と大学院はアメリカ。

仕事は政治関係の資金調達(調達額は個人成績で数えられ、全米3位)、その後は法律業界に転移し、ホワイトハウスから5分しか離れていないオフィスで日本の大企業をクライアントに持つ事務所で国際訴訟に携わった。

その後、日本の新橋でも、法律の仕事を続けて、その後は10年、大学の常勤講師として勤務。
(その間3回の昇格、優秀教員賞を受賞、国際学会や国内学会発表が多数、)。

職歴と自慢色の濃い文章を書いているのは、私の教室の信念は 思い付きでもなく、事実無根の文言でもないことを示すためです。
実際の経験に基づいてものであることを示すためです。
抽象的な言葉を羅列して、それを「教室の理念」としている分けではないです。

さてと、、、
「実践的な会話」を聞くと、殆どの人は「日常会話」を想定するでしょう。

でも、事前に暗記した文章が日常会話で役に立つのは、最初の30秒だけ。長くても60秒。

名前、
どこから来たのか、
何で今ここにいるのか、
どのくらいの滞在期間なのか、
中長期の予定

事前に準備できるのは、本当にこれ程度。
日本語でもせいぜいこれくらいでしょう。後は、その場で脳を働かせることしかない。

アメリカでも、日本でも、明日、会社や学校で「役に立つ日常会話」を予測できるのは無理でしょう?
せいぜい、最初の朝の挨拶の5秒程度。

後は、その場の空気を読んで、自分の意見をどんどん追加して、会話に+αの価値を提供することが、
「話者」としての責任でしょ?

これは、日本語も英語も全く同じ。

事前に暗記可能な定型表現よりも大事なことは
①「相手への関心」と、

②相手の答えの「応答力」です。

 

5回ほど、10名ぐらいの学生を海外の短期留学に連れていったことあります。

https://www.shokei.jp/institution/international/short/usa.html?pn=4

https://www.shokei.jp/institution/international/short/usa_detail.php?p=71

従来の「留学プログラム」に加入せず、現地のプログラムは私がぜ~~んぶ企画した。
折角現地にいるので、とにかく、現地の人とた~~くさん会話経験をしてほしかった。

 

午前中は、世界各国から100人以上が混合する英語クラスで勉強した。
午後は、出川のイッテQのような課題をやって、みんなで最高に笑いあった。

だが、この短期間の留学プログラムで大きな欠点も見えた。
初対面の状況では、学生はいつでも、質問されるのを待っている。
簡単な質問に対して答えるが、相手に対して質問を返すことがなかった。

これを見た私は、ショックだった!

ランチの後にミーティングを開いて、それなりに厳しいことも言った。
英語以前の問題だよ!って。
人に関心を示すか否かは日本語も英語も関係ない!って。
形だけでも、関心を見せないと、交流のこの字も体験しないで、2週間が終わるよ。
相手だって、心底からあなた達に関心があるわけではない。おそらく、最初の手がかりとして、簡単な質問をしてるだけ。
その反応によって、今後、話を続けたいかをその場で決めてるんだよ。
投げられた会話のボールをキャッチするだけだったら、キャッチボールは即終了する。
「なんか、、、、ここにいても、重しくないな。会話をするのに、相当なエネルギーを使うから、他の人と話をしてこよう。」
となるんだよ。
勿体ない! そして、それ以上に失礼でもある。

と。

それから、2時間かけて、ロールプレイした。
次の日から、実践に移した。
たしかに、前日より会話が捗った。
次の日の夕方にもロールプレイが続いた。そして、次の日も。
質問する練習もした。
質問したのに、最低限の答えだけがかえってきて、挙句の果てに、相手から質問が来ない時の寂しさをも体験させた。

次の日から、実践に移した。
たしかに、前日より会話が捗った。

2週間の留学だったので、「会話技術」はそこまでにした。

だが、1年間もあれば、学生たちと一緒に訓練したかったのは、「教養会話」だった。

教養会話とは、自分の好きな専門の知識をふかめ、専門用語も覚え、自分の学んだ内容と他の領域の接点を見つけ、それを勢いをもって他者に伝える。
そして、自分の好きな領域について、相手がどう考えているのか、、、と聞けるところまで育成したかった。

だか、上記のような「人に見える」会話の裏には、人目に触れない膨大な努力もある。知識・単語・概念の貯蓄。つまれ、会話の根っこです。

木と同じ。

葉っぱや枝が伸びる前に、種と根っこを耕さなければならない。
しかし、そのうち、幹や葉っぱが見えてくる。

人が実際に見るの葉っぱと幹。
だれも、根っこなんかみない。
根っこは育てないと、葉も幹も砂上の楼閣に過ぎない。

だか、葉・幹が育てば、幹もどんどん育つ。

英語もこの木と同じ。
ある程度、インプットで根っこを創ったら、少しずつアウトプットする。
また、インプット、そして、またアウトプット。

葉っぱと同じように、言葉の質とサイズも大きくなっていく。

そしてまた、根っこを耕す(インプット。)そして、またアウトプット。

英語はこれの繰り返し。

上杉英会話教室は根っこを育てるエキスパートになることが、最初の使命。

中級まで行けば、すこ~~しずつアウトプットへ発展させていく。

2024のアドバンスクラスはしっかりとした葉っぱが芽生えてくるだろう。

あ~、楽しみ。

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