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中学校でのアウトプット(スピーキング力)は、小学校での〇〇にかかってる

小学校の英語活動を受けてきた学生が中学校に入ってから体験する英語科授業のどの分野に興味を持つのかを、横浜国立大学 満尾貞行教授の論文「学習者の英語への関心・意欲ー小学校高学年〜中学校1年生夏と3年生夏ー」では、分析しています。

結果、小学校時の英語活動のモチベーションは英語で「歌」を歌うこと、そして「ゲーム」をすることーつまり、
「①英語を使う(歌、話す)、②英語でコミュニケーションをとる、③みんなで協力する」こと。中学校では、これらに追加して、「スピーチ(発表)」「書く活動」が挙げられました。
このことから、日本語を母国語として教育を受けてきた小学生が、外国語に新しく触れ、習得するプロセスにおいてモチベーションが高い活動が①自己表現、発信型の英語学習、②クラス内の英語によるコミュニケーション、③協力の三要素であるのだと言っています。


やっぱり、普段日本語で親しくなった友達同士や先生とであったとしても、日本語以外の言語でコミュニケーションを体験できたら、楽しいですし、それが世界で一番話されている「英語」でできたら、「世界中の人とでコミュニケーションが取れる!」と自信につながりますよね!成功体験をたくさんたくさん蓄えて、成長と共に広くなっていく子供たちの舞台を堂々と楽しんで舞ってもらいたいという願いと決心を持って幼児〜小学生、中学生、そして高校生のみんなに接しています。

英語習得の最終形態は自己表現し、発信していくことです。そして、満尾貞行教授もこの論文の最後におっしゃっていますが、「自己表現力をつけるには英語への「接触量」を増やすことが不可欠」です。

そのために、当教室では良質な英語のインプットを続けています。毎週の単語テスト、毎日の絵本の聞き読みの結果をチェックする音読テストと内容確認テスト。小学校3年生のクラスで”Kipper the Clown” の最後のページ。

私:「このページのKipper、なんて言ってる?(英語の音では理解しているけれど、その音と意味を繋げられているか確認する意図)」
生徒A:「Oh no!」
生徒B: 「やっぱり、僕はピエロさ」
生徒C:「(正解をわかりながらあえて)もうやだぁ。僕のTeddy Bear持ってきて〜」(笑)。

日本語で楽しく内容を確認しながら、英語の語彙、構文のインプットに加え、英語の自然な会話の流れをも知らぬうちにインプットしています。そして、インプットしたものを消化し、話題に沿った自分なりのoutputを互いに楽しむ先に、みんなの自信に満ちた将来の兆しが既に見えています。(文責:夏菜先生)

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