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「アルゴリズム」の前に「心のリズム」を!

https://ameblo.jp/tadoku-everyday/entry-12660182249.html

20代の時に、シカゴのアパートのダイニングテーブルに向かって、電気通信の特許を翻訳して、家賃を払っていた。(ちなみに、私は文型中の文型であり、理系テストの点数は選択問題の数に比例していた。でも、家賃がかかっていたので、一気に理系の専門家になりました。追い込まれると、人間ってすごいな!)

30ページの特許は、1日16時間x2週間で完成し、提出する。そんな日々が1.5続いた。

今の産業界では、自動翻訳とディープラーニングを組み合わせている結果、10年前だったら7時間以上かかる作業は2分で完成できるようになっている。

翻訳機1つで言葉の障壁が無くなる!と謳う記事を読むことがある。しかし、、、、

産業界では、翻訳技術をドンドン取り入れて、科学の進化が1秒で早く全世界の人に届くように!と思う。しかし、数年前、翻訳機を携えて、クロアチアに行ったときのことである。現地の人としゃべるときには、機会を通して喋ろうとしたけど、なんとつまらなく、人間味の無いことだと思った。

「AIは接待できない!」というように、AIと人間間で感動や思い出はない。相互の笑いは無い。なので、AI技術は補足的なものとして捉え、本質的なコミュニケーション姿勢は対面で人間同士が行うことに勝るものはない!という姿勢を貫くことが大事ではないでしょうか?

言葉のやり取りは情報伝達以上のものです。感情・非言語コミュニケーション・イントネーション・目付き・などAIでは再現できない要素が人間に有り余っています。

日本で子どもに英語を教えるときには、「近々AIでなんとかなる」止まりの次元に目標を置くのではなく、この子達が言葉の障壁を超えて世界の人と喜怒哀楽を体験できるための英語を、Deep Learning機会学習の時代であっても教える!との強い姿勢が必要です。

心と心を繋げるのはITのアルゴリズムではなく、言葉のリズムです。

英語の教師は英語話者を育てるのではない。人を育てるのです。

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