BLOG

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. BLOG
  4. 10分で168個の単語。(小2男子)

10分で168個の単語。(小2男子)

『子どもが好きなものをテーマにすれば、積極的に取り組み力も付く。」
☛漫画、アニメ、とかそのようなテーマでしょう。

だが、生徒が前のめりになって興味を示すのは束の間。

Avengersや漫画などは1つのテーマにとどまらず、どんどん先に進む。特定のフレーズや単元を教えることを念頭に入れて制作されたわけではない。アニメ・漫画・映画はどんどん先に進むから面白い。進行性が止まった瞬間、興味も薄れてくるでしょう。

野球が好きな生徒と、野球場でレッスンすれば効果が上がる分けでもない。最初はワクワクするかもしれないが、試合の無いスタジアムに対する興奮が落ち着いてくる。その時には、野球の魅力に頼らず、講師の教授力のみがレッスン進行の成否を決める。

じゃ、何をすれば集中力があがるのか?
じゃ、何をすれば取り組み姿勢が良くなるのか?

「できること」をすこ~~~し増やして、それを繰り返す。
大人もそうですが、子どもは新しことを学ぶより、出来る事を披露していく方が楽しいし、安心する。

小学校2年生男子の例です。
アヴェンジャーズ好き、遊び好き、くだらないジョークで延々と笑う典型的な男子。(以前の私と同じ)
半年ほど前に英検5級の単語を毎週1ページずつ学んでいった。学び方は様々工夫した。

毎週、7つの新しい単語の読み方を覚えていった。
それぞれがMy単語帳を持ち:
・先生が読み上げ
・一斉読み上げ、
・順番読み上げ、
・復唱読み上げ、
・「先生が行った単語を指で指してね!」、
・「先生が言った単語を索引から探しそう!」
・スピード読み上げ(これが盛り上がる)

など、できるものを中心に授業を展開する。
前週の言葉も範囲になるので、「読める」「言える」「分かる」経験が増える。

今では、小2男子が20分以上単語帳の向き合って読み上げたり、質問出し合ったり、単語ベースのゲームをしている。
私が先生から「学習ファシリテーター」になりつつある。

ちなみに、このクラスは鉛筆をもってゆっくりと作業を進めることが好きではない。(以前の私と同じ。)
とにかく、速いペースが好き。流れが分かるから流れの一員になりたい気持ちが湧く。(以前の私と同じ。)

昨日は10分で168個の単語を読みあげた。 WantとWentを今だに間違うが、その改善も時間の問題でしょう。

 

関連記事