インプット対アウトプットの比率は90:10を目指せ!
初期段階でのインプットが重要な理由
冒頭から明確に述べます。
質の高い・教養深いアウトプットを大事にしてるからこそ、まずは質の高い英語の大量のインプットが大事です。
インプット重視はアウトプット軽視ではないです。
年齢に関わらず、初級者にとってインプット:アウトプットの比率は
インプット:アウトプットの比率は 90%:10%
ぐらいが目安です。
第2言語習得の最終目的は、現実世界に変化や影響を与えることのできる
教養深い内容をスピーディーにアウトプットできるようになることです。
インプットのみで現実は変わりません。
インプットでは、本人の脳内世界は変わります。しかし、得た知識を活かして現実世界に働きかけるためにアウトプットしかありません。身の回り・世界に対して変化や影響を与えることができるのはアウトプットだけです。
日本は、自国の英語教育のアウトプットを軽視していけない理由はなぜでしょう?
それは、世界が日本から「しか」学べないものは驚くほどあります。
日本は最先端の科学技術を誇る国であり、世界唯一の被爆国でもある。また、先進国として平和憲法を維持しており、世界の基準からすると東日本大震災の後の復興速度が凄まじく早かったです。中高生の数的知識・科学知識レベルも世界一位を争うレベルです。少子高齢化社会が進んでいるが、20年後~30年後には、アジアの多くの国が同じ少子高齢化になります。その時に先に少子高齢化を経験した日本は、少子高齢化対応においてアジアの中で大きなリーダーになれるでしょう。
これらのノウハウ・知識などは日本国内から海外へと「発信」していかないと、他国にとっては存在しないのと同様です。世界の繁栄と平和のための日本は大きなチャンスと責任の両方を抱えているともいえるでしょう。
しかし、これらの内容を伝えられるようになるには、この内容を伝えるための道具(英語の単語・文法・連語力)を引き出しに持ち、いつでも自由に使えることが必要です。 キッチンでケーキを作ろうと思った時に、最初の一歩は外から材料を「入れる」ことです。材料揃えに時間をかけず、あり合わせの材料で作るケーキは美味しくなく、人から喜ばれず、誰の役にも立たない。出来上がったものに自信を持ち、周りから「美味しい」と言われ、「ケーキって言ったら~さん」と言われるためには、やはりキッチン内の材料を揃えることです。ケーキ作りのために沢山のものインプットすること結局いいものを作るための近道です。
英語も同じです。英語を正しく話せるようになりたければ、正しい英語をいっぱい聞かなければならない。(脳内英語の材料揃えがお豊になると対応できる注文(テーマ・話題)もどんどん広くなる。)聞いたことのない英語は話せるはずがない。英語で書けるようになりたければ、正しい英語をいっぱい読まなければならない。
「英語を話せるようになりたいけど、読みたくない、リスニングしたくない」という姿勢でも力が付くほど英語は安易な言語ではないのが現実です。
読めないものは書けるはずもない。 聞き取れないものは話せるはずもない。
アウトプットの前に、まずは20万語分の英語多読・多聴をお勧めします。上杉英会話教室では、初心者でもまずは20万語分のインプットを目指します。20万語は約550冊の絵本です。授業内の読み聞かせ、宿題としての聞き読み(目で字面を追いながら音声を聞く)などのバラエティーを使って、インプットの続けます。 20万語の土台があるのとないのでは、スペリングや単語学習の効率が
雲泥の差です。「新しい」単語を覚えると言っても、その単語はすでに50~60回ぐらい見ている可能性が高いので、「あ!これね。」という感覚で新しい単語が身に付く。
読めないものは書けるはずもない。
聞き取れないものは話せるはずもない。
いかにして読む環境を提供するか、、
いかにして聞く環境を提供するか、、
小~中級者向けのクラスで考える課題です!
Happy Reading! Happy Listening.