Dolch Sight Words定着で目指す効果 (by かな先生)
エドワード・ドルチェ(Edward William Dolch)はその生涯を国語(英語)教育に捧げ、小学校、中学校、高校、そして大学で教鞭を取りました。
校長先生をされているからこそ、真髄には、「すべての子供が質の高い教育を受け、読解力を身につける機会を得るべきだ」という信念もあったのでしょう。
識字率の向上のために、たくさんの記事や本を執筆しました。
Dolch氏はイリノイ大学で教鞭を取りながら、識字率向上のための研究をしていた時に、単語の綴りを視覚として捉えてすぐに理解できる様にすることで読解の流暢さが上がる発見をしました。そのため、最も基本となる220語を幼児絵本の高頻出単語から取り上げました。これがDolch Sight Wordsです。
英語はアルファベットの文字の組み合わせいと発音の規律のルール(フォニックス)のみで全ての重要単語が読めるわけでもないです。
具体的な物や状態、動作を表わさないけれど、文章にとっては必要な言葉もある。(Would, Could, That, Or,等)
これらの言葉は簡単な絵本にもふんだんに登場する。
Phonicsで単語を正確に読み上げ、その意味を理解できる力がある程度身に付いたら、Dolch Sight Wordsのリストに出てくる言葉を瞬時的に理解できるようにする力もつけていきたい。これは、時間がかかる場合もあるが、全員が身に付けるべき力です。
1948年の言葉と言っても、時代を超えても、言語の根本となる言葉は変化しない。
子供達に読解力を身につけさせ、読解したことを使って考えて、発信する力を身につける機会を提供するために、教養の宝庫である本を使って指導を続けます。
参考資料:
https://www.readandspell.com/blog/what-are-dolch-words
https://dolchword.net/edward-william-dolch-an-inspirational-educator-and-literacy-advocate/