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何かに参加したくなるのはなぜか?カラオケの選曲と教材選択は似てる!

サザンもスピッツも好き。でもカラオケで歌いたいのは愛の言霊ではなくチェリーです。

この答えにふと気づいた。それは、「歌えるから」ではないでしょうか?

カラオケは音楽を聴けるから楽しいのではない。(それなら、家でCDをかければいい。)

仲間と一緒になって歌えるから楽しいですね。大人は好きな曲でも、熱唱中に歌えない自分い気づくと、以後はこの歌を歌わないと決心しますね。

カラオケが楽しいのは知ってる曲を聞けるから、とか、好きな曲が聞けるからではないですね。歌える曲が歌えるから、何度も行きます。

「歌う」から楽しいのではないです。 

「歌える」から楽しいです。 

私は愛の言霊の歌が大好きだが、カラオケで自分の「出番」のときには決して歌わない。また、サザンの曲しか歌えないカラオケタイムには気が向かない。サザン好きだが、初心者には歌いにくい曲が多い。

子どもがレッスン内容に関心を寄せて積極的に参加するかどうかは、「中身」より素材の「理解度」が大きく左右する。

例:スパイダーマンが大好きな小学1年生男子に
“OK.  Let’s look at the situation on this page. There is the protagonist and the antagonist.  Which one is Spiderman?”
(それでは、このページの状況をよーくみてみて。このページの主人公と敵対者がいるね。スーパーマンはどっち?)

上記の質問は小学1年生の子どもが理解できるはずがないです。 難解な言葉が多すぎる。  Protagonist, Antagonistと言った日本語で訳しにくい(概念を把握しにくい)言葉もあります。大好きなSpidermanでも、理解でいない文脈では、面白くなくなる。子どもの目直ぐに窓越しの木の葉を見始めたり、隣の人と遊び始める。

でも、これはどうでしょう? (Spiderman の赤いズボンを指で指しながら)

”OK.  Are Spiderman’s pants RED or GREEN?”(大文字の部分を強調する。)

子どもは上記の質問を100%理解できないです。しかし、RED, GREENは聞き取れます。 そして先生がスパイダーマンのズボンを指してることをみて、たいていの場合はズボンの色について問われてることに気づきます。

GreenとRedはだれでも分かるのので、答えられます!! そして、すぐに答えたがります。教師ー生徒間の英語対話が違和感なく生まれます。

各ページでこのような質問を2~3すると、10ページのSpiderman Comicでも、立派な教材になります。
子どもはGreen, Redとだけ答える過程の中で、先生(私)から大量の英語を聞きとります。

結論として、子どもの英語については、中身が「好きだから関心を向ける」より、「理解できるから関心を向ける」ことを覚えることが大事です。

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