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促し無しのハイタッチ

Dolch Sight Words(米国の子供の英語を基にしてされた超頻出単語の言葉のリスト。学年別で、1学年あたり、40~50語)
例:(米国の未就学児 レベル)

上杉英会話教室では、数カ月前から殆どのクラスで始めた、Dolch Sight Wordsの日本語意味 ノーミス暗記発表。

生徒は、各学年の言葉をノーミスで言えるまで、次の学年の言葉に進めない。
レッスン中に、1人1人の「発表」の場を設けている。
グループレッスンだとしても、1人あたり、90秒ぐらいなので、実際は長くても6~7分。
短いときは、3~4分で終わる。

しかし、上杉英会話教室ではこの時間が超!! 濃密です。

私(サム)英単語を言って、生徒が瞬時的に日本の意味を返事する。
回答する生徒は資料を裏返し。残りの生徒は、自分の資料は表のままでいい。

全部言えて、初めて合格。そして、次のレベル(学年言葉)に進級し、サイクルを繰り返す。
こうして、上杉英会話教室っ子は、超基本単語を徹底的に強化していく。

宿題だからやる。先生に言われているからやる。やらないと指摘されるからやる。
→Dolch Sight Wordsの課題について、こういった雰囲気は一切ない。
いや、そのような雰囲気が時間と共に、薄くなり、いつしか、雲散霧消として、消えていた。

「次のレベルに行きたいからやる。」

「みんなが先に進んでいるから、俺も・私も一緒にステップアップしたい。」

「自分だけ、いつまでも、XXレベルの言葉を毎週毎週、答えていくのは、ちょっと気持ちが良くない。

 今週は、やるぞ!」

といった、内発的な動機が極端に現れる、当教室の学習企画の一つへとなって行ってる。

証拠
昨日のレッスン
小3男子が多い、土曜日の14:00~14:50レッスン。(通称:「Oceans」クラス。)

K Dolch Sight Words (英語母語話者 幼稚園年長レベルの言葉)に挑戦して、3週目だったK君。

↓↓↓
2週連続で、終盤の1語 “With”の意味が思い出せず、回答が打ち切りになっていた。
3度目の正直にあたる、昨日では、少しの迷いはあったものの、気持ちを崩さすに、落ち着いて、ノーミスでゴールイン。

完走と同時、右隣に座るR君が「おおおおお!!!!!!!」と言って、
両手を上げて、M君に向いて、両手ハイタッチを交わした。
R君が完走したわけではなかったのに、R君は自分事であるかとうように、喜んでた!

生徒同士での自然発生のハイタッチは昨日が初めてだった。

先生から来る「Good Job」「準備してきね」の言葉と、

仲間から来る「おおおおお!!!お前、1st おわったじゃん。」

の重みのインパクトは違う。

教室では、

努力の結果として味わえる達成感・作業の中から生まれる達成感

が大事。

これこそが
「私ってすごいかも。俺っで以外とできるかも。」
の「有能感」(私に能力がある感)に繋がっていく。

自信があるから、出来るのではない。
出来るから、自信がある。

 

先生は生徒に自信をつけるのではない。

先生は、子供が自信を持てるように、生徒の前に道を敷いて、走り方を教えて、生徒が途中での脱落を防がなければいけない。

そして、息が上がって苦しそうにしているからといって、むやみあたりにゴールへの道のりを短くしない。

多くの場合、必要なのは、難易度を下げることではない。ゴールへの辿り着き方を教えてくれる人や、模範にできる他のランナーや、孤独を感じさせない仲間が必要なだけ。

これらの要素が絶妙に上手く絡み合って、

教室で「成長と成功の風土」


醸成されていく。

そして、「成長と成功の風土」作りには、「間違ってもいいから、まずやってみて。」は禁句。

この言葉を発したい指導者の気持ちは分かる。だが、基本は避けるべき。
勿論、この言葉が適切な時もある。
(元・仙台高校のバスケ監督、全国優勝経験を持つ 故・佐藤久夫先生も、時として、「止められてもいいから、このプレーをやれよ!!!」と雷を落とすもあった。)

でも、ミスはOKというメッセージを刷り込みすぎるのも危険。

Dolch Sight Wordsの発表では、ミスは許されないことは、上杉英会話教室っ子たちはしっかり分かっている。
だから、1語を間違えたときに、「もう一回だけ!!」という言葉を発しない。
「ああああ!!!! ちくしょう!!」の言葉は響くけどね。

でも、考えてみて。
サッカーのドリブルや、バトミントンのラケットの振り方は基本中の基本。
1試合で何度も使う。ちょっとでもミスがあると、そのミスは何百回も繰り返され、そのミスが機会ロスにつながり、ボールを奪われ、失点につながり、負けへとつながる。

Dolch Sight Wordsは英語のリーディングとスピーキングの基本中の基本。

長文では絶対!!!出てくる言葉が詰まっている。

 

この言葉を曖昧に覚えている人と、 寝言でも意味が言えるくらい繰り返し勉強してきた人では、

長文読解という「頭脳試合」になったときには、どっちが勝つの?

勝敗の結果を言うまでもない。

これからも、上杉英会話教室っ子 と Dolch Sight Wordsの付き合いが続く。

いや、、、英語を勉強している子ならだれでも、Dolch Sight Wordsと付き合っていく。

Dolch Sight Wordsが英語力を加速させるのか、ひっかかりの要因になるのかは、「ノーミスでできるまでやり」の続けた努力」の有無にかかっているだろう。
日本全国の小学生にPre-K Dolch Sight Words ~ 3rd Dolch Sight Wordsを徹底したら、半年で全国規模で英語力・自信・小学生の「俺ってできるかも感底上げになるだろう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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